自動車部品の安定供給という重要な仕事に、
入社1年目から緊張感を持って
取り組んでいます。
日産トレーデイングオペレーションジャパン株式会社
部品輸入グループ
小倉輸入チーム
TAMASU,NAGISA
2023年入社(新卒)
総合職
※所属部署は、取材時のものです。
幼少期より、海外に興味があったこと、英語を学んでいたことから、国際的に活躍できる仕事がしたいという思いがあり、就職活動では、商社・国際物流・海運業界などを中心に受けていました。日産トレーデイングとの出会いは、スカウトアプリでした。当時はコロナ禍だったためオンライン上でのやりとりでしたが、社員の方々との対話を重ねるうちに、会社の雰囲気の良さが伝わってきました。また、若手のうちから海外出張・駐在の機会をいただけること、自動車という日本の基幹産業に携われること、さらに、私自身の経歴に興味を持っていただけたことから入社を決意しました。そして、入社後に配属となったのは、関連会社の日産トレーデイングオペレーションジャパンでした。
初任地は日産トレーデイングオペレーションジャパンの本社がある北九州市の小倉。幼い頃に家族旅行で九州へ訪れたことはありましたが、知り合いもおらず、ほぼ初めてといっていい場所であったため、配属直後はやや複雑な心境でした。しかし、小倉部品輸入チームは、商社のビジネスの基礎を身に付けられる部署であること、また、小倉での経験を活かして海外駐在を経験されている方がたくさんいらっしゃることを知り、前向きな気持ちに切り替わりました。入社後、最初に携わったのは、中東・北米で発売される大型SUV3車種の新モデル立ち上げプロジェクトでした。私は、ステアリングメンバーに使用される鉄・アルミ部品を中国サプライヤーから調達し、マレリ様・日産車体九州様へ供給する役割を担いました。また、それに伴う在庫管理や、売買のお金の管理、貿易に関する法令を遵守しているかなどの管理も行いました。
小倉オフィスは自動車製造工場との距離が近く、輸入部品が溶接・組み付けされていく場面を見る機会が多くあります。実際に現場を見ることで、自動車業界に携わっている自覚が強くなります。自動車部品に求められる品質はかなり厳しく、部品によっては設計図と0.1mm違うだけでも品質不具合となってしまいます。“生産ラインを停止してはならない”という責任感と、“クルマは大切な人の命を乗せている”という緊張感を持って、真摯に業務に取り組んでいます。品質不具合が発生してしまった場合には、各関係者を巻き込み、速やかに生産ラインを回復・正常化できるよう尽力しています。新モデルの立ち上げはとても大変でしたが、私が携わったクルマが世界に初めてお披露目された際の感動は忘れられません。心から、頑張ってよかった!と思いました。自動車業界は裾野が広く、私が携わった範囲はほんの一部でしたが、様々な人たちが関わって1台のクルマを作り上げていることを強く実感しました。入社1年目からこのような貴重な経験をさせていただき、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
海外との取引では、想像以上の出来事が多々発生します。「日本人の常識や仕事のやり方は海外では通用しない」といった言葉をよく耳にしており、覚悟していたつもりでしたが、実際に業務を行う中で毎日痛感しています。当面は、取り扱い製品や貿易に関する知識、客先との交渉力などを身に着け、ひとつでも多くの経験を得ることに集中して、業務に取り組みたいと思います。そして、近い将来には、それらの学びを活かして、幼い頃からの目標であった海外赴任に挑戦したいです。当社は、OJTプログラムをはじめとする手厚いサポート体制はもちろんのこと、ワークライフバランス実現のための各種制度や、福利厚生も充実しており、とても働きやすい環境です。また、若手の意見が積極的に採用され、手を挙げれば様々なチャンスをいただける社風なので、とても充実した社会人生活を送れています。これからもたくさんの経験を積んで、成長していきたいと思っています。